辛 恋

アメリカに着くとやはり、
ロバートが迎えに来ていて
「お帰りなさいませ。
心様、壬様、遥様、
そして知佳様、ようこそ
いらっしゃいました。」と。
「ロバート、ママから?」
「はい、マリアナ様です。」
「そう、ありがとう。
ロバート、息子の遥よ。
そして・・・・」
「俺の彼女の仙道 知佳だ。」
「はじめまして、仙道です。
よろしくお願いします。」
「ご丁寧なご挨拶
ありがとうございます。
一彦様の秘書のロバートと申します。」
「はりゅかでしゅ。」
と、遥は、ペコリと頭下げた。
「なんと、キュートなプリンス。」
と、言って
ロバートは、遥にも頭を下げると
遥が、頭をよしよしするから
皆で笑った。

それから、一度自宅に行き
明日、ルーク伯父様宅に伺う。

家に着くと
またまた、知佳は大騒ぎして
壬に煩い、と言われていた。

遥は、ママに
「バアバ、こんにちわ。」
と、言って
ママにキスをされていた。
知佳は、
「はっ、はじめまして
仙道 知佳です。
よろしくお願いします。」
と、言うと
「いらっしゃい。
遠いところまで、わざわざありがとう。」
と、ママが言うと
「いいえ、プライベートジェット
だったので、あっというまでした。」
と、知佳が嬉しそうに言うから
皆で、笑った。

ママは、
「遥は、飛行機、退屈では
なかった?」
と、聞いたら
「ブーン、かっこい、たかい。」
と、遥、言ってはしゃいでいた。
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