辛 恋

壬は、嬉しそうに
知佳の手を握っていた。
私も、嬉しかった。

それからは、六人で
食事をしたり、お風呂に入ったりした。

遥は、パパから離れずに
壬と遊んだり
パパと遊んだりしていた。

その間に
私とママと知佳は、
明日のドレス選びをした。

知佳は、遠慮していたが
ママが、
「もう娘なんだから
そんな気は使わないのよ。」
と、言って・・・
三人でワイワイ
言いながらどれにするか
決めていた。

私は、なぜか真っ白のドレスに
決まった。
肩が大きく開いて
胸から腰にかけては
引き締まり
腰から下は薔薇をかたどった
裾の長い綺麗なドレス。

知佳のドレスは
パーブル色で
首にチョーカーが付いて、
両肩はでているが
心のほどではない
背中は、丸く開いていて
可愛いさの中に優雅さが
あった。

髪のセットは、係りの人がして
くれるから、後は明日を待つだけだ。

遥は、パパの膝で寝ていたので
心は、遥を連れて自分の部屋に

知佳は、壬と一緒に
壬の部屋に。


そんな姿をみて・・・

マリアナは、明日の心を
心配していたが
どうするかは、心に任せようと
思っていた。
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