辛 恋

大翔は、ボス・ルークの元へ挨拶に行った。
ルークの横には、
ジークと婚約者のクリアナもいたから
「本日は、おめでとうございます。」
と、改めてお祝いの言葉を伝えた。

ルークは、
「大翔、来てくれて
嬉しいよ、ありがとう。」
「いえ。
今日は、身内だけの集まりなのに、
私なんか、来て良いものかと。」
と、話していると

足にドーンと
衝撃が・・・

見ると男の子が
足にぶつかって尻餅を
ついた。
「大丈夫かい?」
俺は、とっさだったから
日本語で言うと
「ごめんしゃい。」
と、その子も日本語で言った。

「俺は、なんともないよ。」
と、言うと
「遥、走っては、あぶないだろ。」
と、ルーク氏。
「ごめんしゃい、オジチャマ。」
俺は、シュンとなった
その子の頭を撫でていると
「ごめんなさい、伯父様
遥が、ご迷惑を。」
と、その子の母親らしい女性が
言うと

ルーク氏は、
「いや、問題ない。」
と、言った。

心は、遥がぶつかった男性に
「申し訳ございません。
お怪我は、ありませんでしたか?」
と、心は英語で訪ねながら
遥から、視線を男性にむけると・・・・


「···えっ······
····はる····と·····さ·····んっ·····?」


「·····心····っ·····?」






どれだけ······たったのだろう

まるで······
····ここだけが····時間が····止まったように····
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