プラモデル
そんなこんなで今日も私はホビーショップに向かって歩いていた。

ホビーショップに着くと、店主のおじさんがいつものように明るく迎えてくれた。

「瑞輝ちゃんいらっしゃい!今日はなんか買ってくかい?」

「ううん、見てくだけ」

「そうかい、そりゃ残念だな」

おじさんはハハハと笑いながら言った。

「そうだ、そんな瑞輝ちゃんに絶対買いたくなる一品を見せてあげるよ」

そう言っておじさんはレジ横の棚からプラモデルをひとつ持ってきた。
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