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「う、嘘じゃん」
やっとでた言葉はそんなことしか言えなくて
「いや、まじだって。
ごめんな、市川。
お前がここのバイト卒業するまで
いたかったんだけどな〜。」
私の大好きで憧れで
心のオアシスでもある
社員の神田 裕也さん。
4つ年上のその人はとても大人びていて
私なんか手の届かない存在で。
2年付き合う彼女さんがいて
私と彼はただのバイトと社員さん。
私は大学卒業を機にここのバイトを辞めるから、あと半年当たり前に一緒に居れるとおもってたのに。
いきなり、居なくなるなんて
まして、結婚するなんて、。