女の子として見てください!
「伊浅。そう言わずに、今日くらいは食堂でゆっくり食ってこい。場所とかシステムも覚えられるし」

翔さんの後ろのデスクからそう言ってくれた課長に、心の底から「グッジョブ!」と思った。
でも、その後の。

「まあ、松城が肉食系だから怖がるのはわかるよ? でもそいつ、土曜日にバーで知り合ったらしい男に今はゾッコンらしいから、心配しなくていいぞ」

という一言は、いろいろ余計だと思った。いろいろ!


「……じゃあ、お願いします」

彼はやっぱりそっけなくそう言うと、席を立った。

私も、今さらなんの意味もないと思うけど無意識に髪を整え、彼といっしょに捜査部室を後にし、エレベーターに乗って食堂へと向かった。
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