独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
中にはパジャマやバスタオルなどがきちんとたたんである状態で出てきた。
そのひとつひとつには全て祐介の匂いがする。
中に入っていたものは、あたしのものだけじゃなかった。
誕生日に祐介に贈ったキーケース。
使い込まれていて、色が少し禿げていた。
そして…
二人で写った写真が何枚も出てきた。
祐介はこれらを自分で捨てることができなかったんだ。
別れてから5ヶ月の間、とても苦しんでいたのかな。
それは彼にとってはとてつもなく長い時間だったのだろう。
だけどこうしてあたしに『思い出』を贈ることで、祐介の中でも何かが動いたのか、もしくは動こうとしているのかもしれない。
祐介との思い出を振り返り、あたしも少しだけ切なくなって、ダンボールごと押し入れにしまった。
そのひとつひとつには全て祐介の匂いがする。
中に入っていたものは、あたしのものだけじゃなかった。
誕生日に祐介に贈ったキーケース。
使い込まれていて、色が少し禿げていた。
そして…
二人で写った写真が何枚も出てきた。
祐介はこれらを自分で捨てることができなかったんだ。
別れてから5ヶ月の間、とても苦しんでいたのかな。
それは彼にとってはとてつもなく長い時間だったのだろう。
だけどこうしてあたしに『思い出』を贈ることで、祐介の中でも何かが動いたのか、もしくは動こうとしているのかもしれない。
祐介との思い出を振り返り、あたしも少しだけ切なくなって、ダンボールごと押し入れにしまった。