独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
ろくに身体も拭かないままでベッドへ向かう。

下風代理は私の身体を一つ一つ確認していくように、丁寧に抱いてくれる。


私も彼を感じたくて、彼の背中にしがみつくようにぎゅっと腕を回した。


次第にその速度は早くなり、彼が小さく呻き声を上げながら、いつもの『姐さん』ではなくて名前を呼んでくれた。


力が抜けた後も彼は私に覆いかぶさりながら、荒く息継ぎをする。


しばらく余韻に浸った後はすぐに彼は眠りに堕ちる。


そのとき上の方で私は物音を感じた。


…もしかして香坂さんがいるの?


駐車場を見るとやっぱり車はなかった。

気のせいであることを願いつつも、やはり心配にはなった。

いや、でも香坂さんが家にいたところで私がいるとは思わないかな。


どっちにしろバレたりはしていないはずだ。


気にしたところで仕方がないので、私も眠ることにした。

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