独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
一通り食べ終えると、ソファの上でまったりする。
付き合ってからでも、会話の多くは仕事の話だ。

私としては、もっと結婚の話も詰めてしまいたいところだけど、仕事の話をするとどうしても止まらなくなってしまう。


下風代理が一緒にお風呂に入りたいと言い出して、浴室に向かう。

いかがわしいことをするわけではないが、お風呂は話し声ですら響いてしまうため、私のアパートでは一度も二人でお風呂に入ったことがなかった。


やっぱり予想していた通りで、お風呂に入った途端に彼のスイッチが入ってしまう。

身体を一通り流し合ったら、浴室の電気を消し、湯船の中でただお互いを求め合う。


湯船に張ったお湯が波打つ音だけが、浴室に響いていた。

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