独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
「いいアパートっすね。社宅より全然いい。
ここ、いくらっすか?」

「5万5千円」

そのうちの3分の1は、手当が出ているけど。


「えー、俺もこっち住めばよかったー」

「あんたはうるさいから社宅でいいよ。
ところで、何買ってきたの?」


レジ袋にはビール1パックと、惣菜の唐揚げや枝豆、お菓子もいくつか入っている。


私は冷蔵庫からキャベツを出し、ごま油と塩昆布で和えた物を出した。


「やみつきキャベツだ!姐さん、わかってるね」

「冷蔵庫空っぽで、このくらいしかできないけど」


缶のプルタブを引いて、乾杯をする。

「あぁー!ビールうまっ!」


下風代理の買ったビールは500缶だった。

ビールはやっぱり一人で飲むよりも、誰かと飲んだほうがおいしい。

二人とも1本目はあっという間に飲み切り、私は冷蔵庫から二本のビールを持ってくる。

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