独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
「ところで下風くん、なんか喋りたくて来たんじゃないの?」

「はい?いや、別にそうではないけど」


前回二人で飲んだときには、男のくせによく喋るやつだなと思っていた。

今日も仕事が忙しかったし、てっきり何か愚痴りたいんだと思ったが。


「今日はたまたま姐さん見つけたから、一緒に飲みたくなっただけ」

「あっ、そうなの」


とか言いながらも、結局はお互い仕事の愚痴を語り合う。

下風代理は、二時間もお客様の家で雑談をされたことを話していた。

私は目黒次長の話や香坂さんの話をした。


「ま、新人だからある程度はしょうがないんだけどね。

だけど焦っちゃうんだ。
前にいたナガセって子が出来た子だったからさ。

早く香坂さんにも一人前になってもらわないと、今日みたいな日はとても回らなくて…」

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