独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
渉外課の下風代理とは同じ職場にいながらも、お互いの仕事の内容はあまりわかっていない。

私も彼も、ただうんうんと頷くだけだ。

だけど話すことですっきりするから、それだけでいいのだ。


「ねえ、下風くんってお酒弱いの?

こないだ二人で飲んだ時もひどかったよね。
歓迎会の時も途中で帰っていたし」


「あの時は、ほぼヤケ酒。
空きっ腹で飲んでたせいもあるけど、別れた彼女の事考えてたからかな。

完全にはまだ吹っ切れてないけど、やっぱ仕事していくうちに気は紛れているかもね」


確かに今日は大丈夫そう。
敬語はなくなっているが、ろれつは回っている。


「あの時も記憶あるって言ってたもんね」

「思い出させないで下さいよ。恥ずかしくなるんだから」

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