人事部の女神さまの憂いは続く

でも講師陣の中でも飛びぬけて若くてかっこいい先生は、私だけじゃなくってもちろん他の人たちにも人気で・・・。

「ねぇねぇ、龍一くん。彼女いるの?」

「私が彼女になったげてもいいよ~」

きゃはは、と笑っているのはお嬢様高校の制服を着ているカワイイ子たち。そうやって直接先生に聞けることを羨ましく思いながら耳を傾けていると

「はいはい。ここは勉強しにくるとこだから。質問ないなら、帰った、帰った」

冷たく追い返している。えー、とごねている子たちに

「ほんと、お前ら邪魔だから。入室禁止にするぞ」

と言った声は本気をにじませていて、そばで聞いている私までひやっとした。他の先生に聞くと、ああいう子たちが後を絶たずに、本当に質問したい生徒が質問に来れないという苦情があることもあり、りゅう先生は特に自分に好意をもって寄って来る女の子には冷たいらしいとのこと。


自分も気を付けないとなと思いながらも、先生にチョコを渡す行為はやめられずにいた。


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