人事部の女神さまの憂いは続く

しょっぱなから核心をついてくる立花さんはさすがだと思う。

「うーん、浮気とまではいかないんですが」

と言いながら昨日の出来事をかいつまんで話してみた。

「ふじっきー、まだそんなことしてんの。女遊びやめたとかエラそうに言ってたやつ、誰だよ」

元ヤリチンの立花さんには、そんなことくらい、と笑われそうな気もしてたけど、意外にも怒ってくれている。

「そうなんですよね。なんか、ウソだったの感がどうしようもなくって。しかも、自分のことは棚に上げて、私のことばっかり責めるんですよね」

「まじか?最低だな」

料理をつまみながらも、嫌そうにそう言い放つ立花さんに思いっきり頷いてしまった。

「ふじっきー変わったなって思ったんだけどな」

その立花さんの言葉にぼんやり考えてしまう。

そうなんだよなぁ。女遊びしていないって藤木さんの言葉が信じられるくらい、藤木さんはちゃんと私のこと大事にしてくれてたし、気持ちも伝わってきてた。だから昨日の状況も、何かわけがあるんだろうな、とも思うんだけど、もやもやが治まらない。

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