人事部の女神さまの憂いは続く

「チョーかわいいんですよ。ちっちゃくって守ってあげたくなる感じっていうんですかね。ふわふわして。
 あ、香織さんみたいな感じです。香織さんも、まじかわいいっすよね」

あの子のことを思い浮かべながら、そういうと、微妙な顔つきをする大人2人。そして

「崇兄さん、教えてやれ」

アゴでくいっと俺を指し示す大輔さん。

ん?と首をかしげていると、眉間にグッと力を入れた崇兄さんが俺に向き合って話し始めた。

「まず1つ。香織、ああ見えて中身すげー男前、っつーか武闘派?なんだよ。守ってあげるとか言ったら、バカにしてんのかって確実にシバかれる。だから、2つ目は、そういう女の見た目に騙されちゃいけないってこと。で、3つ目は多分だけど、その女の子はやめといた方がいいんじゃ、、、ないかな?」

淡々と説明するように話しながらも、最後だけはちょっと弱含みだ。

でも、やめといた方がいいって、なんでだ?

わからず首をかしげていると、崇兄さんは大輔さんに視線を送っている。

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