人事部の女神さまの憂いは続く

「んー、イチャイチャしたいっす!」

考えながら言うと

「結局、ヤリたいってことだろ?」

身もふたもない言い方をされてしまう。

「えっ、そうかもしれないっすけど、誰でもいいとかじゃないんっすよ。別に俺はヤリチン目指してるわけじゃないですし」

ブーたれた感じで答えると

「あんま、いじめるなよ」

崇兄さんがフォローをいれてくれる。

「でも、確かに方向性は必要かもな。ヤリたいだけなら、下手に彼女とかつくらずに、そういう子に絞っていけばいいだけだし。巧、モテるだろうし、そっちはすぐいけるんじゃない?」

さも簡単なことのように話してるけど、そんなうまくいくわけないって心の中でツッコんでしまう。

「そりゃ、崇兄さんみたいに、いい男だったらそうかもしれないっすけど。俺そういうキャラじゃないんですもん」

「そこだけが問題じゃないって。ほら、大輔みろよ」

そういわれて、なるほど!と反応したら、バシッとまた叩かれてしまった。
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