人事部の女神さまの憂いは続く

もわっとした熱気の中、あまり冷えていないビールでとりあえず喉を潤す。

「巧くん、院生なんだっけ?専攻は?」

何かよくわからないけどキャーキャーいってる大輔さんたちを横目に、崇兄さんとはまた違った大人の落ち着きがある守さんに聞かれた。

「建築です。次の4月から建築事務所で働く予定なんですよ」


そう言いながら、今回の旅の俺の最大のミッションを思い出した。

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