人事部の女神さまの憂いは続く
まぁ事実と言えば事実かもしれないけど、巧の前で、それはまずいってと一人焦っていると
「まじで!?」とびっくりしている巧。
そりゃ、びっくりしますよね。
「いや、あのね・・・」
弁解をしようと口を開いたけど、それに巧がかぶせてきた。
「侑里ごときが、こんないい男キープしてたってこと?」
「いや、キープって・・・」
巧の言いようがひどくて言葉を失っていると
「そう。ようやくキープから昇格させてもらったから、さっさと入籍しちゃおうって」
藤木さんが微妙な表情をつくって話している。
なんか何気に私が悪者みたいなんですけど、と不満気な顔で藤木さんを見るも、無視される。何て言えば誤解を解けるかなと考えていると
「藤木さん、ほんとありがとうございます!侑里にはマジで、もったいないっす。侑里、ほんとこんな、いい人いないからな。大事にしろよ」
藤木さんの手を取って感動している巧。