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「そ、そうなのか?」


「うん。美樹は誰より優しくて人を幸せにできる人だと思う。美樹には未来があるんだよ」


「そ、そうだよな! 俺も、そう思うんだ」


そう言い、何度も強く頷く竜。


その頬は少しだけ赤く染まっている。


「確実に美樹を助けるためにはどうすればいいか、あたしたち考えたの」


「そんなことができるのか!?」


「うん。その方法を1つだけ見つけたんだ」


杏珠は自信満々にそう言って頷いた。


「お、教えてくれ!!」


竜はすぐに食いついて来た。


その目は必死だ。


友香はゴクリと唾を飲み込んでその様子を見ていた。


「最初に教えられたルールの中に、同じチームに同じ殺し方が3つ投票されたら結構されないって言われたのを、覚えてる?」


「あ、あぁ。確かそんなふうなのがあった気がするな」


竜は思い出すように視線を右上に上げてそう言った。
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