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「冗談だろ?」


「本当だよ?」


美樹はなんでもないことのように答える。


「2人はどこに……?」


そう聞いたのは真子だった。


「シャワールーム」


その言葉を聞いた瞬間、心太朗が弾かれたように走り出していた。


それにつられて走り出す友香たち。


美樹1人だけが3つの目のパンに手を伸ばしていたのだった。
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