野球バカと問題児


「ちょっと!日和にあたらないで!!」

「…ったく…もういいよ」

『えっ京君待ってよ!!』

あぁぁぁ
行っちゃった
どうしよう?!


ポタポタ


え?
み…水?ってな…なみだぁぁぁ!!

いや、うちじゃないよ!
莉子だよ莉子!!って莉子ぉぉぉ

『え?莉子ちょっと大丈夫?』

「うっひぃっく」

こうゆう場合はどうすればいいの?
ってゆーかうちがあんなこと言ったから?え?もしかしてうちのせい?

「き…京に…京に嫌われたかなぁ」

『そんな事ある分けないじゃん!』

「そうかな?」

『そうだよ!とにかく放課後話してみなよ』

「うん」



つーわけで放課後

キーンコーンカーンコーン♪

よし!絶対莉子と京君を仲直りさせてやる!

『莉子!!京君のところいくよ』

「あのさーその事なんだけど…さっき京に放課後会ってくれる?ってメールしたら今日は部活があるんだって…」

『なにそれ!莉子よりも部活をとる気?もう許せない!』

「良いんだ。それよりも早くかえろ?」

莉子…なんてけなげなんだぁぁぁ  
こんな子よりも部活をとるなんて京めぇぇぇ絶対許さん!!

『莉子あたし図書室よって行くから先帰ってて』

もちろんうそです!

「うんわっかった」


京めぇぇぇ待ってろよ!



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