恋のシャッター
「そうだ、言っとくけどな?数あるデートの誘いを断って予定空けたんだからなっ?ありがたく思えよ」
「……はぁ~!?」
何言ってんだ?コイツ…。
さっきは部活休みだからとか言ってたじゃん。
「あ―…そうですか、それはお忙しい所すみませんね先輩っ」
「おまえ絶対本気にしてねーだろ?本当だぞ~?いっぱい誘われてるんだからなっ」
「あ―…はいはい」
そう勇斗に適当に返すと、私はお風呂の準備をしにリビングを出た。
“数あるデートの誘い”
ねぇ……。
でも……。
多分みんな気づいてる。
勇斗は部活に入ってから、女の子とかとあんまり遊びに行かなくなったこと。
まぁ…単に時間が無くなっただけなんだろうけど。
でも日曜は勇斗達と出かけるんだ……しかも私の誕生日。
勇斗と外出るのは去年のクリスマス以来。
遊びに行くのは…本当に幼少以来だなきっと。
まさか、そんな日が来るなんて思いもしなかった…。