幽霊探偵
「うん、なんでも無いよ」とつみれが笑う

電話が終わったのか加藤が衛都に近寄る

「やっぱりその子は、ここでひき逃げにあったらしい」と加藤が小さな声で言う

「そうでしたか」と衛都

「ねぇ、私って死んじゃたのかなぁ。」とつみれが突然言う

それを聞いて衛都と加藤が顔を見合わせて衛都がその少女に聞く

「どうして」

その少女が下を向く

「私、記憶かあるんだよねぇ」とつみれ

加藤が笑顔になる。笑う所では無いはずだが…」

「うん、君の言っている事は正しいよ」

「私、天国に行きたい。今すぐ」とつみれ

衛都がつみれを見る

「お母さんに会わないの?」

つみれが今にも泣きそうな顔で力ずよく言う

「うん、会ったら天国に行きたくなくなっちゃうからいいの」

加藤が二枚の紙を出して言う

「強いねぇ。じゃ、一つだけ願いを叶えてあげる」と言って二枚の紙をつみれに手渡す。

つみれがその紙を受け取ると鉛筆と手紙用の紙が生まれた。

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