幽霊探偵
「うっうん」女性が小さな声でつぶやく

「名前。教えてくれないかなぁ」衛都が木に向かって言う

「私は、日美香。渡辺日美香」その女性が小さな声で言う

「いい名前だね。僕の名前は浜崎衛都」

栄二がスピーカーを持って先ほど居た場所に戻った。

「おい、バカ女聞こえるか。こちだって遊びに来てんじゃねんだぞ」栄二がスピーカーを口元に寄せる

「わぁ」日美香が微かに驚いていた。
ちょっと栄二待ってよ。彼女がびっくりするからやめてよ。話しは僕がするから車に戻って居てよ」衛都が栄二のスピーカーを取り上げる

「じゃ話しはお前に任した。俺は車の中で寝る」栄二が車に戻る

「日美香ちゃん。ごめんねびっくりしたよねぇ」と衛都が言う

「うん。ちょっとだけ」と日美香が言う

「あの~姿を見せてくれないかなぁ。もう怖い人は居ないから」衛都が木に近寄る

「うっうん、本当に居ない」日美香が小さい声で言う

日美香が木の後ろから出て来た。そこには背の低く。目の色が茶色で髪がショートヘアーの少女だった

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