幽霊探偵
「じゃ話しを聞かせてくれるかな?」衛都が日美香に近寄る

「いいけど。何もしないでよ」日美香が衛都を見る

「うん。先ずはキミがどうして事件にあったのかを知りたい」衛都が日美香の前に立つ

「確かねぇ。いきなり後ろから襲われたの」日美香が衛都に言う

衛都が日美香を見る

「じゃ、次に犯人の顔とか印象に残っている事とかありますか?」衛都が日美香に尋ねる

「二人居たよ。一人は三十代後半ぐらいで顎にヒゲが生えてて服装が作業用のだと思うだけど。あ、赤茶色の色の服装だったよ。もう一人は運転してた。服装は同じで顔はわからないけど帽子に山口て書いてあったよ」日美香が衛都に向かって言う

「良く分かった。それだけ情報があれば十分だよ。ありがとうねぇ」衛都が日美香の頭を軽く撫でると日美香の体が少し震えて両目をつぶる

「あぁ、ごめん嫌だったよね」衛都がすぐに日美香の頭から手を離す


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