幽霊探偵

｢おやおや｡やっと来ましたか｣と同時に夜が栄二を蹴る

｢栄二っ｣と衛都が栄二に近寄る

｢この…役立たずが…なんで来た｣とドクドクと流れる腹を押さえる

｢栄二をよくもここまで怪我をさしたな……｣と言うと衛都の目が獣の目の用な目付きに変わる

｢ふん、お前はたしか役立たずだったなぁー｣と夜が汚すように言う

｢……殺……す…｣と衛都がすごいスピードで夜に近寄る

｢役立たずのパンチなんざぁ痛くもない｣と夜が笑っている所を衛都が一発パンチを放つ

｢グァァ｣と夜が緑の血を吐く

｢な､なぜだどこにそんなパワーが在るだ｣と口元の血を右手で拭う

｢俺の名前は輪廻だ｣と衛都の中の自分が目覚める

｢輪廻だといきなり何を言い出すだぁ｣と言って夜が輪廻に近寄る

｢お前は死ぬ。いやぁ俺様が殺すけどね｣と輪廻が夜に近寄りパンチを三発放つ

｢グァァ｣と二発は交わしたが一発のパンチが腹に入る

｢なぜだ｡なぜだ。なぜ当たるこの私が…｣と夜が腹を押さえる