ベル姫様と溺愛ナイト様
「ベル、酔っぱらっちゃ仕方ないな?」
「なぁ、あたしの知らない幼い頃のベルのこと。
教えてくれないか?」

「ああ、いいぜ?
逆に、俺が知らないときの姫のことを教えてくれるんならな」

ジェミロの提案に条件を出して笑うメロゥ。
グラスの氷をコロコロと鳴らしながら笑っている。

ベルを大事に思う気持ちは同じだ。

最も、一番大事に思っているのがあの紫の髪の男だけど、と2人は理解している。

「ベルで交換条件か。笑える。
ああ、わかったよ、本当の姉妹のように過ごしてきた妹の話しを、しようか」

二人は結局夜遅くまで、何だかんだと喋って過ごした。
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