アンティークドール
「くそぉっ…!!!」
怒りで焦点も定まらない男子が、がむしゃらに自分の腕を振るった
パシッ
力強いパンチを雪姫さんは糸も簡単にわしずかみにした
ゴリッ……!
「ぎっ…ぐあぁっ!!?」
雪姫さんが手をひと握りすると、男子は手の甲を押さえて呻いた
悲惨な音が響いたので、周りの女子がきゃーっと叫んだ
「あなたの茶番に付き合ってるヒマはないの、いいかげんにしないと本気で殺してさしあげるわよ?」
クスッと顔は笑っているが、完璧には笑っていなかった
「なにをしてるんだ!?」
そこへ先生が乱入して来た
男子に駆け寄ると、少し取り乱して救急車を呼べと叫んだ
骨が折れているらしい
みんなその馬鹿力に唖然―だ