アンティークドール
カチャン…
後ろで玄関の扉が開く音がした
「父さん…?」
漆黒の闇に打ち落とされてしまいそうなぐらい、表情は沈んでいた
「満……」
父さんはやっと一言呟いた
「だめ…だったんだね?」
俺は言いにくかったが、意を決して父さんに問い掛けた
「あぁ……すまん…」
「どうして父さんが謝るんだよ?」
「大丈夫とか言っといて…こんなことになってしまって…、結局、満に心配かけてしまって」
父さんは悔やんでも悔やみ切れないと、吐き捨てるように言った