アンティークドール



『罰にならない…?』


近くで、いるはずのない猫の声が部屋中に響き渡った


「君が望むなら本当の罰にはならない」


『………』



彼女は黙り込んだ


『あなたって…不思議ね』


久々に恐怖を感じた


月明りを反射して、アンティークドールは瞳をギラつかせていた


角にポツンと置かれた室内植物がアンティークドールに影をおとす


「……だろ?」



俺はその微妙な恐怖を笑いではね飛ばして、一歩前に出た





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