QUEEN of the JOKER
「あー、ごめんね?」


「…いえ」


和田君は申し訳なさそうに?謝るので何だかあたしが悪いみたいでこっちまで申し訳なくなる。


言った通りあたしは立ち上がって


「席、どうぞ」


とだけ言って和田君も「ありがとう」と笑い席を交換した。


「でも一番後ろの窓側の席ってレアでしょ?いいの?」


「お構いなく。あたし、目が悪いので交換していただければ助かります」


「そっかそっか!じゃあ俺も遠慮なく〜って事で、よろしくね夏也!」


「…寝れねぇじゃねぇか」


「ひどいよ夏也ー!」


…と言う会話が後ろから聞こえていたがあたしは黒板に目を向けていた。


…後ろから切れ目の黒い瞳であたしを見ていた彼に気付かないまま。
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