だから、お前はほっとけねぇんだよ
「おいお前ら……っ」
眉を中央にギュッと寄せて、琥侑は立ち上がろうとする。
そんな琥侑をあたしは慌てて止めた。
「っちょ、琥侑……‼」
琥侑は驚いたような顔をして、あたしを見る。
そして声のした方向をジッと睨んで、あたしの方に向き直した。
「ほらっ」
不機嫌になった琥侑はあたしの右腕を強く引っ張り、あたしを立ち上がらせた。
「っわ…」
な、なに!?
「……行くぞ」
低い声でそう呟く琥侑。
「っへ!?ちょちょちょ……」
あたしの右腕を持ったまま、人を掻き分けてズンズンと歩く琥侑。
あたしは突然の出来事に頭がついていかず、必死で琥侑の歩幅について行く。
……そして着いたのはあたし達のクラス。