君の笑顔を守る為なら私は。
私が君を失って、君が何かを得るなら……それでいい、それがいい
こんな事思う私って重いのかもしれない
でもさ、そんな事思うくらい君を大事にしてたよ
あと、今まで誰にも言ってなかったけどね
鳴海が初恋の相手で、初めて付き合った人なんだ
私にはそれだけで十分だったのかもね
隣にいたい、なんてそれすらも贅沢だったのかもね
「会いたい…」
そう呟いたのとほぼ同時だったと思う
『ドンッ!!』
屋上の扉が勢いよく開いたのは。