ワケありオンナとワケあり男子の共同生活
少しずつ気分が盛り上がってくる。
わたしも彼を求めて、舌を入れる。
ちゅうっ、と響いていた音が徐々に、くちゅっ、という音に変わっていく。
カオルより上手なキスに頭がボーッとしてくる。
胸のあたりが少し涼しい。
ああ、きっと今、わたしの服が脱がされてる。
唇が離れる。
少し呼吸を整える。
息をつく間もなく、少し空いた胸元にキスをされる。
服はどんどん脱がされ、キスが全身に広がる。
──お酒を飲んで、身体を重ねる。
だいたいいつもこんな感じだ。
もちろん今回も。
場所がホテルか彼の自宅かの違いはあるけれども。
わたしをギュッと抱いて彼が果てる。
すぐにわたしから離れ、避妊具をティッシュに包んでゴミ箱に捨てた。
ヒデキさんはそのまま下着だけ履き、タバコを1本取り出し、キッチンの流し台でタバコの火をつける。
セックスが終わった後、いつも靴箱の女の子の写真を見ながらタバコを吸っている。
何を思いながらあの写真を見つめているんだろうっていつも気になる。
この光景を見る度、わたしはこの人と付き合っていなくて良かったって思う。