親愛なる君が人魚であるはずがない

「君は彼女によく似ているんだ、しかも名前まで…ユーリ、だなんて」


王子の心にいるのはユーリという女の子でした。

それでもなお、姫と結婚したいと言います。


姫は怒りませんでした。


アーサーの気持ちが痛いほど伝わってきたから。


愛してもらえない悲しさ。
愛している人に逢えない辛さ。
政治の道具にされる苦しみ。


(俺達案外うまくやれるんじゃないの?)


訳ありの姫と王子。

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