だけど愛してる
別れ
病室に運ばれた後も僕は必死で手を握った。        「由香…」僕はそうつぶやくことしかできなかった。左手に彼女手を乗せたまま、右手はポケットをあさっていた。そして僕は小さな箱を取り出した。
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