white coat


すぐに明音が来てくれた



「来飛、ありがとな」


「うん」



「杏乃、なんか嫌な夢でも見た?」



ふるふると首を横に振る



「…じゃあ熱のせいか


点滴打つな?ちょっと深呼吸してて」




素早くあたしの左手に点滴を刺した明音



「…よし。これで少しは楽になるよ。」



あたしの体を少し起こして背中をさする明音



少しして呼吸が普通に戻った




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