white coat
「もう平気?」
明音の問いかけにゆっくり頷く
「ごめん、俺やらなきゃなんない仕事あって…ごめん、行くな」
「うん。こっちこそごめんね…ありがと」
「おうっ」
目を細めて病室を出た明音
すぐ隣には来飛
「…明音のこと…呼んでくれてありがとう」
「…ん」
「…な、なに?」
動こうとしない来飛
「…お前なんか変わったな」
「えっ?」
「柔らかくなったっつーか…なんかうまく言えねーけど」
「…意味わかんない」
「なんかあったら言えよ」
「そっちもね」
それから特に何もなく入院1日目を終えた