white coat


「クゥン…」



ぺろぺろと杏乃の手を舐めながらいつもより元気のないじろう




「あー…そういうことね」



じろうに舐められてる杏乃は冷や汗かいてて、呼吸が荒い



そんでじろうが心配して元気なかったわけか





「杏乃。起きて」



「…ん……ハァ」




「そんな気持ち悪いなら吐いちゃったほうがいいって」



「…ハァ……ハァ」




体をゆっくり起こした杏乃



「トイレまで歩けそ?」



ふるふると首をふる





「まって、袋持ってくる」




少し食べただけなんだけどな…





< 45 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop