最期の時間を君と共に
私が割って入る。2人は不満そうに口を尖らせているが、無視無視。

「あ、あれ、学校じゃない?」

ずば抜けて大きい建物が見える。窓も大きく、一定の距離をあけてつけられている。

「学校じゃん……」

隣で肩を落としているキョウヤ。私はぽんぽんと肩を叩いた。キョウヤは私を横目で見やってから、顔を上げた。

「……行くかぁ」

「学校、大騒ぎだろうね」

校門周辺にたくさん先生がいるかもしれないなぁ。私たちまで学校に行けと怒られるかも。それはさすがにごめんだ。

「あっ、杉間!お前なぁ……!」

学校の校門が見えてきたというところで、1人の先生に見 つかった。知らない先生だ。

「……すんません」

「すみませんじゃないからな!ほんっとに……、心配したんだぞ」

無事でよかった、と先生は安堵の息を吐いた。いい先生じゃん。
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