上司な同期は激甘サンタ
「ごめん、俺まだちょっとかかりそうなんだ。折角誘ってもらったのに悪い。」

「そっか。そんな!全然大丈夫だよ。
それにきっと今夜はどこのお店もいっぱいだろうしね。いきなり誘ってごめんね。」


変に意識してるせいで、誘った事も断られた事も恥ずかしくてたまらない。

何か言おうとする木崎君を遮って、慌てて付け加えた。

「気を遣わせてすみません。木崎課長もお仕事頑張ってください。
お先に失礼します。」



言い切って、急いでデスクを片付ける。
顔が赤いのが自分で分かる。早くこの場から離れたい。


なるべく平静を装って、ダッシュでオフィスを出て歩き出す。




「江藤!」

くんっと肘を掴まれて背後に引っ張られる。
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