久遠の絆
◇◇◇
震える体を、蘭は抱きしめた。
視界の遥か向こうで、砲弾が行き交っている。
そこで倒れ行く人の悲鳴が聞こえて来そうな気がして、彼女は泣き出しそうだった。
あそこで戦っているのは、誰?
カイルも、いるの?
(わたしには、なんの力もない……)
指に嵌めた瑠璃の石の指輪。
その石に力があるというなら、何故今それを発揮してはくれないのか。
もどかしい。
自分はどうしてこんなにも無力なんだろう。
ジャングルはいまだ眼下に広がっているけれど、そのすぐ先には海があった。
シド・フォーンの指揮するこの船は、どこに向かおうとしているのか。
蘭には、何も分からない……。
震える体を、蘭は抱きしめた。
視界の遥か向こうで、砲弾が行き交っている。
そこで倒れ行く人の悲鳴が聞こえて来そうな気がして、彼女は泣き出しそうだった。
あそこで戦っているのは、誰?
カイルも、いるの?
(わたしには、なんの力もない……)
指に嵌めた瑠璃の石の指輪。
その石に力があるというなら、何故今それを発揮してはくれないのか。
もどかしい。
自分はどうしてこんなにも無力なんだろう。
ジャングルはいまだ眼下に広がっているけれど、そのすぐ先には海があった。
シド・フォーンの指揮するこの船は、どこに向かおうとしているのか。
蘭には、何も分からない……。