久遠の絆
「では到着し次第、また参りますので」
けれど彼は何か心残りがあるのか、蘭の顔を見つめている。
「な、なに?」
思い切り見つめられてたじろぐ蘭に、しばらくして深々と会釈してからニアスを傍に呼んで耳元で何かを囁いた。
そして、頷くニアスの肩をポンと叩き、足早に部屋を出て行ったのだった。
カイルがニアスに何を言ったのか蘭には聞こえなかったが、おそらく彼女を気遣ってニアスに何かを指示したのだろうと思う。
ふ~と溜息が漏れた。
「どうかなさいましたか?」
「ううん、大丈夫だよ」
「何かありましたら、お呼びくださいね」
そう言って備え付けの椅子に座ると、ニアスはそれ以上話しかけてはこなかった。
ゴーという船の飛ぶ音だけが室内に響いている。
その音を聞いていてうつらうつらとしてきた蘭は、やはり疲れているのだろう、そのまま眠りの中に吸い込まれていった。
けれど彼は何か心残りがあるのか、蘭の顔を見つめている。
「な、なに?」
思い切り見つめられてたじろぐ蘭に、しばらくして深々と会釈してからニアスを傍に呼んで耳元で何かを囁いた。
そして、頷くニアスの肩をポンと叩き、足早に部屋を出て行ったのだった。
カイルがニアスに何を言ったのか蘭には聞こえなかったが、おそらく彼女を気遣ってニアスに何かを指示したのだろうと思う。
ふ~と溜息が漏れた。
「どうかなさいましたか?」
「ううん、大丈夫だよ」
「何かありましたら、お呼びくださいね」
そう言って備え付けの椅子に座ると、ニアスはそれ以上話しかけてはこなかった。
ゴーという船の飛ぶ音だけが室内に響いている。
その音を聞いていてうつらうつらとしてきた蘭は、やはり疲れているのだろう、そのまま眠りの中に吸い込まれていった。