愛葉～アイコトバ～

愛葉２ モノクロ

0時と月が微笑んだ頃
壁に吊るされた懐中時計が報告した。
月は満ちて血潮が上がるさぁはじめようか
可笑しな犯しで甘いパーティ

5人のうさぎが席につき
カップに注がれる紅茶は
凍らせる微笑み浮かべ映し出す
水面を揺らし「鮮血の味だ」

アリスの世界のうさぎが問いかける
「君は今宵誰を、手にかける」
赤い目白い月を浮かべたうさぎが答える
「ヤンデレの痛いあの子を食べよう」

今宵、赤いうさぎの時間
女は心を踊らせ目の前に立って
「会いたかったわ。ずっとずっと
やっとあたしだけを見てくれるのね」と

快感にも満ちた歪んだ時空
MOREに応えない冷酷さと
「もっと苦しめ」NOに逆らう
幸せの笑「えみ」

ねぇもっともっと愛をちょうだい
苺が垂れるくらいの痛さ
ねぇ、本音はもっとダメダメDarling
それ以上、何をなぞるの？



今宵、ﾁｸ､ﾁｸ､ﾁｸ､ﾀｸ､ﾁｸ
息の根を止めよう
今宵、二や、ニヤ、ニヤ、ニヤリ
君って美味しい味がする


例えるならソーダのような快感に
蕩けるショートケーキを並べ
味が深いショコラ、ショコラ♡
ラズベリーのように酸っぱく

0時、深い青に星が沈んでいく
「今宵、君は誰を食らう？」

僕はホイップいっぱいパンケーキ