君の世界から恋が消えた日
トーマの言葉に困惑した

よく分からないまま私は小さく頷く

するととトーマは微笑んでグーを突き出した


「ほら、こう言う時はお前もグー出して軽くぶつけ合うんだよ」


コツン軽く触れたトーマの拳は微かに震えていた
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