今日も明日も君を想う。




だって…。







おかしいじゃない?







毎日家にいる私には欲情しないのに、







他人には欲情するってことでしょう?







…あっ。







「隣の芝生は青く見える」






ってやつかな?







なーんて!






わたしの魅力が足りないだけ。







でも、今日はいつもと違う日になる。







新しい出会いだってあるかもしれない。







もしも、雄輔君よりも私を愛してくれる人がいたら、少しは揺らぐだろう。






いまだって、"愛されたい"と心が叫んでる。





ねぇ?






この先、雄輔君は私に振り向いてくれますか?






その問い掛けに、"いいえ"と返ってくるのは目に見えているから、聞かないよ。






だけどさ?






少しは振り向いてほしいな。






そして…。






少しは気づいてほしいな。






明日のご飯が違う人のものだって事。






明日の手紙は私の字じゃないって事。
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