ある雪の降る日私は運命の恋をする
次の日

朝の回診の時間に楓摩が入ってきた。

「朱鳥、おはよ」

「おはよっ楓摩!」

「相変わらず、朝から元気だね(笑)じゃ、回診始めますよー」

「はーい。」

そんな感じでワイワイ話ながら回診を進めていった。

「じゃあ、熱もないし予定通り今日からリハビリ始めていこうね。あと、今日リハビリの時にもう1人男の人が来るんだけど…大丈夫?」

「えっ……」

言葉で言われるだけでは、まだ怖くない……

けど、実際に会った時には多分避けちゃう気がする…

「リハビリにはね、その専門の人が必要なんだ。俺の友達だからさ、大丈夫だよ。怖い人ではないからさ。でも、やっぱり始めての人だと怖いよね…。今日は、無理そうだったら、少しだけ慣れるだけで終わりでもいいからさ。大丈夫?」

「……うん。私、やってみる。」

「よし、偉い!」

そういうと、楓摩は私の頭を撫で撫でしてくれた。

「じゃあ、10時くらいになったらまた来るからね。なんかあったら、呼んでね!」

「うん!後でねー!」

そういって、楓摩は部屋を出ていった。
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