ある雪の降る日私は運命の恋をする
「朱鳥ちゃん」

聞きなれない声がして目が覚める。

目を開けて、周りを見渡すとそこはこの前みた夢の家だった。

どうやら、ここは夢の世界みたい。

「朱鳥ちゃん、どうしたの?急にボーッとして」

男の子が私の顔を見て聞いてくる

私は、なんと言っていいかわからず黙ったままにすることにした。

「まぁ、いいや!!それよりも、これから一緒に宝箱埋めに行こ!!」

男の子に手を引かれて、私は外に出る。

男の子について歩いていくと、男の子は公園に入っていった。

私もついていく。

男の子は、私を公園のすべり台の所で待っている。

私がそこに行くと、男の子は、ニッコリ笑ってから、どこから持ってきたのか、小さなシャベルを取り出して、すべり台の下に穴を掘っていった。

50cmほど掘ってから、男の子は持ってきた小さな木箱を袋に入れて、それを穴に入れた。

「朱鳥ちゃん、一緒に埋めよ?これは、僕達2人だけの秘密だよ?」

そう言って、男の子は私にもシャベルを持たせてくれる。

私たちは、2人で一緒に箱を埋めた。










「朱鳥ちゃん、この箱はねいつか、朱鳥ちゃんが大きくなった時に僕を思い出したら取りに来て?

僕たちは離れ離れになっちゃうけど、これがあればきっと思い出せるから。

目印はあそこ!!あの大きな楓の木!!

僕ね、名前に"楓"ってついてるんだ。

それは、お父さんがあの楓の木を見て、つけてくれたんだって。

だから、あの木は僕を思い出すための目印!!

僕のこと、忘れないでね

僕、ずっと朱鳥ちゃんに会えるのを待ってるから。

ずっと、ずっと大好きだから!!」

そこで、私の夢は終わった。
< 482 / 505 >

この作品をシェア

pagetop