神恋〜恋に落ちた神と巫女〜


それから2週間が経ち、洞窟を閉ざしていた大きな岩は使用人によってどかされ、


暗い洞窟の中へと右京はゆっくりと足を踏み入れて行きました。

そこには、愛する桔梗が眠っていて。


『桔梗‥。ごめん、私が悪かった、悪かったんだ‥‥』


桔梗の体は既に冷たく、何も食べていなかったせいか、とても痩せていました。



亡くなった桔梗の後を追うように右京は湖に身を投げ自ら命を絶ったのでした。


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