それはきっと、君に恋をする奇跡。
『わあ、このアメキラキラしてるー』
『可愛いね~』
『あたし、この瓶ずーっと取っておくんだっ』
帰り道、ハルくんからもらった小瓶に入ったアメをみんなが見せ合ったりしてる中、あたしはそこに混ざれなかった。
……あたしのことは忘れられちゃったのかな。
本命であげたんじゃないくせにちょっとだけ悲しかった。
すると、その日の夕方ハルくんは家までお返しのアメを持ってきてくれた。
『陽菜のチョコが一番おいしかった』
顔を真っ赤にしながら。
次の日、あたしもお返しをもらえたことを友達に言うと『やっぱり陽菜ちゃんだけ特別でずるいー』って羨ましがられたっけ。
忘れられてたんだから、全然羨ましがられることじゃないよって思ったんだけど。